最後までヤケになってはいけないという話。
オチが強烈すぎて物凄く悪名が高い作品。ネットで「後味の悪い映画」とかその手の話題になると必ず一番手で名が上がる。
その実、ちょっと突飛というか早まりすぎというか、オチありきで進む展開が強引な感じは否めないとは言え、本当にとんでもない結末。ここまで悪い方向に振り切ったどんでん返しは他ではあまり見られない。
その凄まじいラストシーンから荘厳な音楽が流れてエンドロールに入り、エンドロール後半は環境音のみで他になんの音もしないのも憎い演出。劇場で見てたら明かりがつくまでは空いた口が塞がらないだろうなぁ。
オチばっか語られがちだけど、実は道中もスーパーに缶詰状態っていうシチュエーションを存分に活かしてモンスターパニックしつつヒトコワもやっててそこそこ面白い。特に中盤のフラストレーションが凄い。
主人公が強すぎる。デッカイ鳥相手にただの棒で渡り合ってて笑った。あとガソリンひっくり返して火だるまになって怪物関係なく人が死んだり、虫が来てるって言ってんのにライトつけまくったりするのも笑いどころ。
やたら射撃がうまい店長好き。店長?副店長か。どっちでもいいけど。アイツが宗教のおばさんを撃ち殺したおかげで多少溜飲が下がったという人も多いのでは。