教祖カニパンダ

ミストの教祖カニパンダのレビュー・感想・評価

ミスト(2007年製作の映画)
4.0
こんなところにいられるか!俺は出ていくぞっ!
最早様式美と化している決まり文句、またの名を死亡フラグ。
作品に華を添えてくれるモブキャラ達、それをスムーズに退場させる為に存在する様々な死亡フラグ達。
今作でもしっかりとそれは存在しています。そして衝撃のラストへ…。

スーパーマーケットに買い出しに行った主人公親子、その際に謎の霧が現れ閉じ込められてしまうお話。

外は謎の霧に覆われ、オマケに霧中は正体不明のバケモノが闊歩している。外界との通信も不可能。
閉じ込められ、極限状態に置かれた人間はどのような行動をとるか?
外に出る為に試行錯誤する者、神にすがる者、現実から逃げる者…

人間の醜悪さを描くと同時に、観客である私達に、貴方ならどの行動を選びますか?と問いかけている気すらします。
一般人が未曽有のハプニングにどう立ち向かうのか?その結末は?一つの答えが出ています。現実は甘くない、と…

胸糞EDが有名な今作ですが、道中もかなり鬱々としています。

観る人を選ぶ内容ですが鬱鬱した作品が好きな方は是非(ΦωΦ)