このレビューはネタバレを含みます
謎の生物に襲われた時の、人間の心身ともに弱い部分を表現している作品なのかなと思いました。
はじめは、「ああ、霧の中の何かと戦うのかな」「それがどういうものか、どこから来たのかを解明していくのかな」と物語前半で考えるくらいでしたが、それは全くなし。戦うシーンもありましたが、それよりも、姿の見えない化け物や、見たこともない化け物に人間が怯え、襲われ殺され、それによって人間が団結するかと思いきや、ある1人のおばさん(いつもなら頭のおかしい人と思われているような、神と話せるという人)の言葉にすがるしかない、それにより犠牲者を出してしまうような、そんな人間の脆い心‥そんなものが表現されていたなと思いました。
期待していたのは、主人公率いる仲間が勇敢に戦い、化け物の正体を突き止め、子供とともに生き残るエンドでしたが‥
普通の人間なら、たしかにこうするよな、と、考えるエンドでした‥。
子供が言った、「僕をあの怪物に食べさせないでね」という約束を、パパは守ったんだなと思いました。
でもやっぱり後味が悪すぎてそのあと他のコメディ見ました笑
