「風はどっちに向かって吹いていますか?
丹後の方には向いてませんか?」
今作の物語は今正に自分の"それ"と重なりすぎる。だから痛いほどに容赦なく刺さる作品であった。これは経験者にしか出せない表情と間である、もしかしたら監督は思い出したのかな。この罪悪感と自分の胸中。きっと大人になってもこの物語のように思い出し、ズーンと私の目線を遥か地平線の一点に留めてしまうのでしょう。
人間国宝・加納作次郎
"プラスチックの皿か..."
ラストの再会が素晴らしい
蒲原とかがりさん。
説明無しの世界観で好感。
"人間というもんはな、ここぞという時には全身のエネルギーを込めてぶつかっていかなんだらあかへん。ああ!命を懸けてぶつからなんだらあかへんねん!それがでけんようなら、とてもやないけど、あんた幸せになられへんわ"
そんなこと言われてもな〜。
"風に相談して決めるよ"
"苦労が身について、臆病になってしもたんやねえ"
"台所でこっそり飲んでた。けどおいしないねえ、1人で飲んでも"
かがりさんが机片すシーンよね。
寝たふり寅さん。
分かる、って書いていいの分からんけど分かる。そうなんだよね寅さん。そうなってたかどうかは知らんけど、ううむ。弱いとこ。
気まずそうな寅さん。
"寅さん、もう会えないのね"
"いやほら風がな、風がまた丹後の方に吹いてくることもあらあな"
"元気でな!"
60分とらやに帰らない展開、珍しい。
"俺はダメな男だな"
御前様まじで良い人やな
満男でかくなった!
お手紙をサッと入れるかがり、やるな。
鎌倉のあじさい寺で、日曜の午後1時
待っています
意識ぶっ飛ばして歩き始める寅さん
これが先生の言う、後先考えずぶつかりに行く姿勢
"どんぶりでも取ろう"
"なんとか日曜がもっと早く繰り上がるように、お前の学校の先生に都合してもらえないのか!"
良い台詞だなあ。
釣りの約束をぶっ飛ばして満男を拉致する寅さん。満男&寅さん、初?
紫陽花綺麗。音楽良し。
日曜大工しまくる博。
2人で喋れないのリアルやな。
さくらの気の効きようが凄い。
か、亀!?満男亀をレジ袋に入れたぞ。
"私が会いたいなあと思うてた寅さんは、もっと優しくて楽しくて、風に吹かれるタンポポの種みたいに自由で気ままで、せやけどあれは旅先の寅さんやったんやね。今はうちにいるんやもんね。あんな優しい人たちに大事にされて、、、もう海が真っ暗やね"
"お姉さんと別れた後、伯父さん電車の中で涙こぼしてた"
"ほんとはかがりさん、お兄ちゃんを好きだったんじゃないの?"
"馬鹿野郎、あんな美人でしかも賢い人が、俺みたいなヤクザの能無しの男をお前、どうこう思うわけねえじゃねえか"
"あの灰皿にタバコを捨てるなんて!あ間違えた、あの作品に!"
冒頭まさかのアニメーション導入。
久しぶりにシリーズ観てるけど、やっぱり本当に良いなあ。懐かしい気持ち。
"じゃあなんて言うんだ"
"つまりその...恋よ"
"残雪の北アルプスから新緑の京都か、いいなあ君の兄さんは"
"なに、困った時はお互いよ"
そそくさと下駄を治せる寅さん。
"400円?お!釣りはいらねえよ全部取っときな"
作次郎まじで演技に見えへん、訛りからなにから素晴らしい。かがりさん綺麗〜。影を護ってしかない人から始められて、笑顔にやられてしまう?
東京から来た学生ガールズ常識無さすぎるやろ。