しましま

ゴジラ ミニラ ガバラ オール怪獣大進撃のしましまのレビュー・感想・評価

2.9
ゴジラマラソン10作目。
ようやく2桁到達。

これでもかと流れる「怪獣マーチ」の破壊力たるや。

今や死語となった「鍵っ子」の子どもを主題に置いており、共働き世帯の増えた時代背景をやや皮肉った作りになっている。今作に限らず、ゴジラはその時代の世相やブーム等を色濃く反映しているのは今も続く流れだ。

今作は友だちもおらず、家に帰っても誰もいない怪獣好きの子どもの空想で話が進む。戦闘シーンを中心に過去作をウソみたいに盛大に流用しており、子ども向けに寄せすぎたストーリーも絶望的に面白くない。
まぁ短尺ではあるし、チープな箸休め的な作品として割り切れば、観れないこともないが…

ただ、主人公の男の子のほぼ一人芝居みたいなもので、演技力もなかなかなのは高評価。ミニラとの掛け合いもシュールだ。