この映画自体は大変素晴らしいテーマを持っており面白いと思うのだが...
引っ掛かる、過去作からの使い回しは今見る分にはやれ手抜きだ、やれ低予算だと言って笑っていられるが当時映画館で観た場合はどうだろう、大人は怒り心頭、子供は落胆して肩を落として帰ったのでは無いか、肝心の怪獣パートがアレなんだから...
怪獣のいない世界の物語、あくまで怪獣は主人公の空想、フィクションと言う設定、この“フィクションの中のフィクション”と言う二重構造が大変素晴らしい、主人公もミニラと共に成長する、
しかし空想の中の怪獣がエビラ?クモンガ?...ミニラが出ていた作品からの流用なので仕方ないがキングギドラの方が盛り上がらないか?エビって...肝心のガバラもウルトラマン寄りなデザイン、ウルトラマンにも子供の想像で出来た怪獣いたし、話も全体的にウルトラマンっぽい、
あくまで『ゴジラ』ベースで作った別作品、ミニラが喋るのもファンタジー、それとオープニング曲を我慢出来るならドラマとしては面白い、