阪神・淡路大震災の追悼行事前夜に出会った男女が織りなす『ビフォア・サンライズ』的な歩きながらの会話劇。
実際に現地で被災した佐藤江梨子と森山未來が演じ、リアリティが増した。
ドキュメンタリー風に撮影されたドラマ。
劇場版は全国公開だったのだろうか。
見知らぬ個人間で語り継ぐ言葉と態度に嘘がない。
そもそも、セリフで語られている時点で作り物であって嘘なのだけど、何か信じられる、本当のものが劇中にあったような気がした。
彼らの今後の関係性には特に期待もしない終わり方だったけど、共有できた時間が二人の救済に繋がっていたと思う。
