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エイリアン4のBOBのレビュー・感想・評価

エイリアン4(1997年製作の映画)
3.0
ジャン・ピエール・ジュネ監督によるエイリアンシリーズ4作目。

あれから200年後の2470年。リプリーが、人間とエイリアンのハイブリッドクローンとして復活し、宇宙海賊と共に再びエイリアンと戦う。

"Who are you?"
" I'm the monster's mother."

『エイリアン』の『ジュラシック・パーク』化。悲哀のモンスター映画。

Guilty Pleasure。エイリアンとリプリーさえ登場させれば、あとは何でもありみたいになってきた。強引な設定含めツッコミどころは多いが、楽しめるバカさ加減だった。記憶に残るシーンもいくつかあった。

めっちゃジャン・ピエール・ジュネ映画。黄色味がかった映像とか、個性的すぎるキャラクターとか、漫画みたいなオーバーリアクションとか、顔へのズームインとか、ぐちょぐちょねちょねちょのグロ描写とか。ロン・パールマンとドミニク・ピノンが出演しているのも。

シリーズに共通する"性"についてのテーマ。本作は、父親と母親。宇宙船のメインコンピューターの名前が"ファーザー"。リプリーが、"エイリアン・クイーン"の"マザー"、"ニューボーン"の"グランドマザー"となる。父親の義愛と母親の慈愛。ラストは少し切ない。

シガニー・ウィーバー。『エイリアン』(79)の製作費に相当する1100万ドルのギャラでカムバック。『エイリアン』シリーズに搾取されている感は否めないが、これだけ貰えれば頑張るか。笑
本作のベストシーンは、あのミラクルショット🏀で決まり。

泳ぐエイリアン。性行為を想わせるリプリーとエイリアンの絡み。ロン・パールマンの宙づりマシンガン。

字幕。「学習を教える」とは?

"I thought you were dead."
"Yeah, I get that a lot."

"I'm sorry."

545
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