くらげの世界

ドッグヴィルのくらげの世界のレビュー・感想・評価

ドッグヴィル(2003年製作の映画)
4.0
人間とは順応性の高い生き物。
だからこそ目に見えて進化していく世界で狂わずに生きていけるんだろうな。
演劇の舞台のようなセット、最初違和感は否めないが徐々にそこへドアがあり、壁があり、グースベリーの庭まで見えてくる気がするんだから、脳みそってすごい。

人はどこかに傲慢な考えを持ち生きている。みな平等と言いながらも、異物を嫌い、出る杭は打ち、保身のために嘘をつくのだと思う。
しなくてもいい体験をして結果こうなっちゃった。傲慢なのは本当は誰だ?
転校生時代を思い出した。多勢に無勢ってほんと恐怖。