ドッグヴィルの作品情報・感想・評価

「ドッグヴィル」に投稿された感想・評価

真子

真子の感想・評価

5.0
人間の心理的描写を
捉えたこの作品は
人間の心変わりと罪深さを提示し
恐怖と苛立ちを覚えながらも
他人事では無い事を知らしめられた
くろお

くろおの感想・評価

4.0
続編のマンダレイを観るために鑑賞。
結構好き。この頃のニコール・キッドマンが一番綺麗だと思うけどどうだろ?

斬新な演出は小さな田舎町の閉塞感や、人々の欺瞞性を表現するのに非常にいい味出してる。
グレースは人間を試すために遣わされた天使の様だけど、父親の前では彼女の傲慢さも暴き出されてしまうという…
なんとも「うーん」と唸ってしまう映画や…
Ringo

Ringoの感想・評価

-
この映画の魅力は、
セットやと思う。
あまり映画観てないから、ほかにもあるんかも知れへんけど
画期的なものやったと思う。

内容は、最初つまらんもんやと思ってたけど、
だんだんと人間の心理が変わってきたところから、面白くなってきた。
ラストも、主人公の出した答えも見ものやと思う。
yuka

yukaの感想・評価

3.0
人の汚さ全開で気分が悪くなる。これを撮ったスタッフのメンタル強い。事実俳優陣ギスギスしてたようで笑
Teru

Teruの感想・評価

5.0
偉大なるパラシネマ!残酷な話だけど、自由度の高い表現は観るものを解放する!
panpie

panpieの感想・評価

4.3
ずっと以前観た筈と再鑑賞を後回しにして来たが未だ「マザー!」の呪縛から解かれてなくてレビューでよくトリアー作品みたいに胸糞と書かれていて思い出し気になっていたのでやっと重い腰を上げて観てみた。

演劇の様な設定に改めて観て驚く。
だだっ広い倉庫の様な所に白線でそれぞれドッグヴィルの住人の家や通りの名前が書かれていて ベッドや机などの少ない家具だけ配置されていて壁もドアもない。
ノックするのにもドアがないのだがノックしている真似をする。
なんじゃこりゃ。
そう思っていたのに段々と慣れて行くから不思議だ。
あれ?私これ観たことあったっけ?というくらい覚えてない。(^^;;
ニコール・キッドマンこの頃綺麗だなぁ。
グレース役にぴったり。
9章に分かれていてそれぞれタイトルがついていてナレーションも入るから観やすいし分かり易い。
キャストにジョン・ハートの名前があったが出演してないから調べてみたらこのナレーションはジョン・ハートだった。

ドッグヴィルの町の人達をプロローグで丁寧に説明をしていく。
それぞれの設定が後から納得の設定で色々辻褄が合う。
段々と想像していた嫌な展開になって行く。
本当にじわじわと。

ここに出てくる人を酷い人達!と非難するのは簡単だけど自分を棚に上げて非難する事はできないなと思った。
人は特に集団でいると正しく判断する力が鈍くなる傾向があると思う。
社会的地位のある頭のいい〇〇さんがこう言ってるから私も的な、少数派よりも多数派的な、長い物に巻かれろ的な、生きていれば必ず一度はそんな嫌な自分に出会う事もあった筈。
この町の人達の親切心も懐疑心も酷い事を皆がしているから自分も許されるだろうという卑劣な考えや行いも無理矢理肯定し納得しようという心理は誰しも持ち合わせているのではないだろうか。
それが人間なんだと思う。
そういう下衆な心も併せて持っているからこそ人間なんだと思う。
人にそう思われたくなかったり見せたくなかったりする人間の嫌な裏の面がドッグヴィルの町の人に描かれていた。
特にトムにそう感じた。
やっぱり人間て怖い。




↓ここからネタバレあります。↓






もしかして…とドキドキしているとチャックがグレースに!
そこからは観ていて辛い。
可哀想なグレース。
一度で済む筈はない。
これから先が想像つく。
他の映画に比べると生々しいシーンは少なめだけど家がある設定だが壁がないのでチャックの強行する姿が遠巻きに見えるが(お尻丸出し!(^^;;)これは密室で起きた事だから今はまだ誰も知らない。
共演者達も登場しないのにこの場にいて目の端に嫌でも捉えてしまうチャックの恥ずべき行いを見えないふり、聞こえないふりの演技は辛かっただろうな。

トラックの荷台にかけた幌の下。
グレースは隠れている。
本来は見えないのだけど監督は林檎をかじったり眠ったりするグレースの様子を幌を透けて見える様にしている。
グレースが本当に綺麗。
トラックが止まった時まさかと心がざわざわし始めた。
ああ、ベンまでも…

首輪に足枷?
なんでこんな事に…
諦めて無抵抗なグレースが痛々しい。
世の中の悪の全てがグレースのせいとでも言いたげで徐々にエスカレートして行くドッグヴィルの人達のこの恐ろしい行いと可哀想なグレースの行き着く先が知りたくて目が離せなかった。

ラストはちょっと私の想像と違っていた。
グレースがギャングのボスの女だったとかあるいはボスの金を奪って逃げたとか想像していたのだけど娘だったとは!
またもや顎ガーンてなった。
最近の私の顎はかなり簡単に外れる気がする。(^^;;

こんな首輪をされる前に「パパ助けて!」→ババババーン(銃声)的な事が早く起きないかなぁと待っていたがなかなか事は起きない。
パパはギャングのボスなのにしかもジェームズ・カーンなのに割と物分りが良く落ち着きはらって話していたのでちょっと想定外だった。
なのに「やっちまえ!」的な展開にならなかった。


匿った方も匿われた方も何一つ得になった事はなかったなんて。
人間の寛容さを描きそれからこれでもかと残酷さを余すところなく描き切っていた。
ニコール・キッドマンがされるがままの暴挙に耐え忍ぶ姿は美しく本当に可哀想。(/ _ ; )
彼女がギャングのボスの娘じゃなくて普通の娘だったらこんな結末にはならなかっただろう。
住人が撃ち殺され特にグレースに酷い仕打ちをしたチャックの妻のヴェラをいたぶってから殺して(あの生意気な悪魔の様な男の子も!)それから町の人々を扇動しいい人ぶっていたがもしかしたら一番悪人だったトムの頭を撃ち抜いたグレースに拍手して町を焼き払った時にスッキリした!と思って観ている私も酷い人間の一人なんだろうな。
胸糞だったけど色々と考えさせられた作品だった。
心理学の実験の様で恐ろしい映画だった。
こんなストーリーを思い付き映画化したトリアー監督にもびっくりだけどキャストの俳優達も演じていて辛い体験だったのではないかと思う。
エンドロールの「Young Americans」が流れた時不思議な余韻に包まれる。
後味悪いけど傑作。
めちゃくちゃ斬新であると同時に、監督による究極の1人善がり映画でもあると感じる。
主人公に対する虐げかたが凄まじい。同監督によるダンサーインザダークと同等か、それ以上かと。
人間の本質の醜さがズルズル溢れ出て周囲を満たして行く様は本当に恐ろしい
まにー

まにーの感想・評価

4.0
斬新な映画
これは映画というより演劇です。
人間の醜さがよく分かる作品となっていた
3時間と長いけど章ごとに分かれているのであまり長くは感じなかった
くそ。英語わかんないのにこれみていい評価してるやつは俺わかってる感だして喜んでるくそ。
インパクトすごい。まさかの舞台セットを用いた演劇。空間の仕切りは床に描かれた白線だし、駐車場で劇をやっている人々に見えなくもなかった。いくら閉鎖的な村が舞台だからといって見せる手法が斬新すぎる。
映像に馴れないせいか内容が頭に入ってこない前半だったが、後半はあら不思議…「偽善」「善悪」「道徳」を考えさせられ、映像に一切の違和感を覚えない。予想外のカタルシスを得ることまでできた。

とにかくすごい。

美しいニコール・キッドマンの体当たり演技も汚れっぷりもすごい。
壁なしドアなし白線効果もすごい。
ただ尺が長すぎるので疲労困憊の時に見ると睡魔に負けそう。
>|