くらげの世界さんの映画レビュー・感想・評価

くらげの世界

くらげの世界

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.9

情熱を探して馬鹿みたいな時があった人はきっと過去を思い出して笑っちゃうんだろうな。こういうの好き。
よく観ているナミビア砂漠、ほんとたくさんの動物が水飲みにくる。

ダウト 〜あるカトリック学校で〜(2008年製作の映画)

3.5

人は悪事の常用で無意識のうちに隙が出る。物理的なものから感覚的なものまでさまざまだけれど、そういうニオイに鋭い人間はいるわけで。ダウトなのは誰か、不条理の世界で疑わないと守れないものが多い。

関心領域(2023年製作の映画)

3.8

映像なら目をそらせるが音というのは瞬時に遮断出来るものではない。
現在も何処かで続く縮図は果てしなく広がっている。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.2

久しぶりに観たくなって。
やっぱりOPシーンからの「ミザルー」がいちばん好きだ。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

2.8

発想は面白いけれど、だんだん勢いがなくなってきてワクワク感もなくなり惰性で観た。
ずーっとこのままで、もっと面白いことできたんじゃない?

箱男(2024年製作の映画)

3.9

観るにあたって原作を再読。
言葉はかなり忠実だけれど描写は現代に置き換えている。あの時代よりも現代だからこそ誰もが「箱男」と自分が重なる部分を見つける事ができるのでは。
安部公房の世界観はやはり奇異だ
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.3

祈祷のあたりで吐き気と目眩がしてきた。
エクソシストや黒魔術、キリスト教など背景があっちこっちでこんがらがるしあの人とあの人は実はグルなのかとか、人は見かけで判断する愚かな生き物だなとか、結局あれで終
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愛に乱暴(2024年製作の映画)

3.8

オットはこれからもこうして繰り返していくんだろうな。桃子は陰鬱だし確かに性格も可愛くない。気持ちわかるけど、これは気分的にきつい。

茶飲友達(2022年製作の映画)

3.7

抱きしめるとか手を繋ぐだけじゃダメな人もいるんだろうな。
その後にもっと虚しくならないのかな。

イノセンツ(2021年製作の映画)

3.6

ホラー映画のようだけど子供の無邪気で残酷な部分に特化した深い作品。
猫のシーンがイヤ過ぎるけど、プロセスにこういうシーンは必要だろうな。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

美食家たちは本当に私の味を分かっているのだろうか。
シェフの苦悩はいつしか狂気的な方向へ。
飽食の時代を皮肉った作品。

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.9

右肩上がりの作品。
マスクとか皮肉たっぷりと家族愛。
極端だけどそこがいい。

読書する女(1988年製作の映画)

-

過去視聴。
ミュウミュウのも可愛いけれど、街並みの美しさとか調度品や壁紙のお洒落なところも良い。魅力的な女性が人を惹きつける声まで備えていると朗読より彼女に惚れてしまうだろうな。

ホテルアイリス(2021年製作の映画)

3.5

台湾が舞台なだけに言葉もあっちこっちして低音の空気感にどっぷりともいかず。
これを観たくて原作読んだけど、別物として観たほうが入り込めたなぁ。

永瀬くんはどこでも永瀬然としていてそこはとても良いぞ。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.6

この映画観てマリカーで久しぶりにレインボーロード走りたい!と思ったけど眼精疲労がひどくて売っちゃったんだった。

マリオたちってイタリア生まれニューヨーク在住だったの初めて知ったよ。

オクジャ okja(2017年製作の映画)

3.5

食べ物を粗末にするな、命を粗末にするな、消費が美徳だと思わせる企業に惑わされるな。

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.0

特別な時間があってこそその人の本質に触れることが出来る。ひとつの側面だけ見て安直に人を判断しちゃダメよね。

ラストのあの感じも好き。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

やっと観られた。
アマプラありがとう!

前に観た「パリ•テキサス」と同じく悪人は居ない世界として作られている。
朝の竹箒の音、ルーティンの缶コーヒー、読書、小洒落た音楽、トイレ掃除と緑の木々とカメラ
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.9

現実逃避の極み。
こことは違うどこかへ向かうため。
どうしようもないんだけど、なんだか清々しい気持ちになる。
お父さんのドラム捌きカッコいい。

僕らは怖いものなし(2020年製作の映画)

3.2

最後にきちんと彼女の父親に挨拶するところがいい。さすがボーイスカウト。

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.6

大人だって間違ったり逃げたり後悔したり泣いたり喚いたり諦めたりしながら生きているんだよ。
育ての親の寛大さ、子供の優しさ。
うまく行き過ぎだろ、このあとどうなるん。

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.6

小津監督が大好きな人がいるので観てみた。
酒とタバコ、若い妻と再婚した友人の自慢とからかい。女性が生きづらい世の中だったなぁ、そんな中での父と娘の関係。
昭和のランプシェードかわいい。

ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

天使からの視点はモノクロ、人間の視点はカラーとして描かれている。
人々の心の呟きは詩のように彼らの前で流れていく。行き場のない人へ寄り添う。天使だって恋をするんだな。
刑事コロンボがいいスパイス。

チェコ・スワン(2015年製作の映画)

3.8

自分も愉しんで人を楽しませられるような、こんなおばあちゃんになりたい。
きっと若いプリマドンナもこのおばあちゃん達と関わる事でなにかを教わったと思う。彼女も将来こういうおばあちゃんになるかも。

欲望の翼(1990年製作の映画)

4.2

レスリーチャンも若く、映像も美しい。
カーテンの揺れるシーン、雨のシーン、ラストのトニー・レオン。

アネット(2021年製作の映画)

3.9

最初に驚いてそのあとのアダム・ドライバーのクソ男っぷりに慄いて、ラストでちょっとグッとくる。
カラックス的、父娘物語。

ルックバック(2024年製作の映画)

4.3

二回鑑賞
haruka nakamuraの音楽
田んぼのシーン 繋いだ手
彼女たちの言葉

アナモルフォーシス(1991年製作の映画)

3.6

アナモルフォーシスというと道路のガードレールの文字とか絵とかもそうかな。
命の危険を伴う伝達方法として、当時はスパイなどに重宝がられた画家が居たんじゃないかな。

イン・アブセンティア(2000年製作の映画)

3.4

汚れた両手で持つ鉛筆、同じ文章が重なり合うように連続されている手紙。
折れて並んだ芯たちは彼女の精神的疾患を強調している。

ファントム・ミュージアム(2003年製作の映画)

3.8

アナトミー的な要素の濃い作品。
ヤン的な映像なので好き。

(1990年製作の映画)

3.7

夢の中までも支配されているという暗喩を描いたような世界観。
人間の曲線的な動きと相反する直線構成の梯子群。