25年ぶりくらいに観たかも。
当時は、独特のテンポについてくのが難しく、だから何なの？って話だなぁ、とか、ぼんやりしてて掴みにくい映画だよなぁと思った気がする。で、たしか「ダウン・バイ・ロー」の方が単純に話がおもしろいから好きだなって思った記憶。
でもその頃の感想に確信持てなくて、それ払拭したくてまた観たんだけど、やっぱり似たような感想でした。
あとやっぱりこの監督の映画がなぜか好きみたい。淡々とした空気感というか。落ち着くというか。男女3人いるのに何も起こらないとか。
あと、ただ人物が立ってるだけとか、建物が映ってるだけの場面ですら、妙にキマる。そこはちゃんと構図とか勉強されてるというか（当たり前だ）
音楽もいい。
西欧人にしては女の子が童顔で可愛くて、大人びた服装すると映える。
こういう実験的な映画って今あるのかなぁ…。
人生に疲れきってて、すっかり厭世的になっちゃった私には、こういう淡々としてて、なにも求めてこないでくれて、エンディングも短めに終わる1時間半くらいの作品がちょうどいい。
観てて気楽。
なんも考えないで観れて。
にしても、あ、コレ好きだなっていう人間の趣向、人間の直感って驚くほど変わらないんだね。
