噛めば噛むほど味が出る“スルメ系”映画だった。こういうの好き。
彼はなぜハンガリーを嫌うのか、彼女はなぜアメリカに来たのか、なぜ彼は彼女を置いてけぼりにするのか、ラストの彼女はどんな気持ちなのか……明確に語られていないところを想像するのが楽しい。
エヴァ役のエスター・バリントは当時16歳だったそうで、劇中でもそのくらいの年齢設定なのかな? だとするといろいろ合点がいく。16歳には見えない大人っぽさだけど。
たくさん前振りしてラストで落とす、コントみたいな映画だなって思った。お洒落だけど。お洒落系コント。