からかす

50/50 フィフティ・フィフティのからかすのレビュー・感想・評価

4.0
難病もの・闘病もの映画として
重くなりすぎず比較的軽めに作られた本作。
とはいえ要所要所でガンという重い病と闘う辛さ
その中でうまれる疎外感の描写がきちっと織り込まれている。
なによりジョゼフゴードンレヴィットがやっぱり達者。
セリフはなくとも表情で虚しさだったり苛立たしさを
表現するのが本当に上手い。

加えてセスゴードン演じる悪友。
本当にいい味を出してる。
ベタだけど終盤の主人公がアレを見つけるシーンなんて
そりゃあ涙腺がグラグラですわ。

一方でセラピストとの恋愛模様、これが微妙。
いや苦しい精神状況の中で愛を求めるというのも必要だけど
作劇上どうにもとってつけた感は否めない。
そして個人的にアナケンドリックがあんまり好きでない。
ちょっと頭パッパラパー感あるヒロインが絶妙に微妙。
どちらかというと主人公のラジオ局の仕事方面で
物語展開させてほしかったという気もする。
火山の番組の話はどこにいったんだよ。
からかす

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