ねこのみかた

50/50 フィフティ・フィフティのねこのみかたのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これは泣く。
感動作品。

癌のため、助かる確率50%と診断された主人公、周りの人間は悲しんだり気の毒がったり…でもけっきょく家族以外はしょせん他人事。
そんな中にあっても、暗くならない…というか努めて暗くならないように心がける主人公には本当に好感を持った。
そして、あの友人。
一見その姿勢はいい加減に見えるんだけど、実は一番主人公に寄り添い、力になったのは彼なんじゃないかな?
主人公が友人の家で、癌患者とうまく付き合う方法を書いた本を見つけるシーンには泣いた。

彼女との関係、母親との関係、そして友人との関係、他の全ての人との関係…こういう状況になったとき、初めて見えてくるものがあると思う。
裏を返せば、こういう状況にならなければ、わからないのかもしれない。