ロイエ

トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part 2のロイエのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

原作が好きです。
映像だとやはり表現できない部分やカットせざるを得ない部分があり、残念ではあります。

全体的に駆け足だったので、個人的に欲しかったと思う部分と記憶の中で薄れてしまった原作の記述(多分)と個人的解釈

★ジェイコブがベラを大切に想っていたのは、今後産まれてくるベラの子(レネズミ)が刻印の相手であると本能的に分かっていたから。ただしレネズミのオマケというわけではなく、ちゃんとベラ自身も大切に想っている。(書きながら、今後ジェイコブはベラの義息子になるという事に気付いた。親友が息子に…oh…)
ベラも勘違いしていたけど、刻印については『刻印』という名前の『運命の相手』であるという解釈。自分ではどうこうできない。

★サムが群れを抜けたジェイコブを攻撃しなかった理由。
勘違いしてる人もいらっしゃいましたが、群れを抜けても別に違反ではないから。前作でサムがカレン達を攻撃しようとしていたのは産まれてくる子が完全な吸血鬼だと誤解していた為(不滅の子)。不滅の子は村一つ滅ぼすからね。人狼は人間(ベラ)には手は出さないので子供が産まれるまで待ってた。
協定があるし、守ってる以上はカレン達も実質敵ではないが、不滅の子の味方をするなら、っていうだけ。人狼の『刻印』の相手に手は出せないし、実際は不滅の子ではなく危険もないと分かれば手を出す必要も無いので普通に和解(?)です。

★何故リアがエズミを助けたのか。
リアは一貫して吸血鬼に対する態度が攻撃的だったけど、それは彼女の性格によるもの。何度も差し入れ等を持ってきてくれるエズミに、受け取らないまでも少なからず見方を変えていた為、例え弟を手に掛けたのが吸血鬼であってもエズミが危ない時に助ける決断をした。(尚これはアリスの予知で実際には起こらなかったので、今後段々エズミに懐いてほしいと思っている)

★前作でベラがロザリーに助けを求めた理由とロザリーがベラを助けた理由。
ベラは授かった子を化け物ではなく真実自分の子と認識していた為、『それ』と呼ぶエドワードに子供を殺される事を恐怖した。何故ロザリーだったかは、ロザリーの『人間のままだったら』という話を聞いていたため。ロザリーも子供が欲しかったという記述が原作であったと記憶してる(記憶違いかもしれない)。ロザリーはベラの『吸血鬼になりたい』という考えを否定していたのであって、ベラ自身が嫌いというわけでもなく、更に子供を助けてほしいと言われれば断る理由は無い。

★本作で最後に出たチクナ族の半吸血鬼の心情。
父親が吸血鬼。父親はただの実験のつもりだったので母親は出産後見殺し。父親が去った後叔母が育てた。叔母に感謝はしているし愛してもいるが、真に親の愛情というものを知らず、今回アリスに協力を頼まれて向かった先で自分と同じ存在(レネズミ)がベラに愛されているのを見て、親の愛を垣間見た。ある意味では慰めのようなものだけど、レネズミに自分を投影して、自分は愛されてもいい存在なのだと実感した。

★個人的納得部分
今作まで通してベラが100%のメイクをしなかった訳。
そうだよね!!吸血鬼になったら割増美人になるからだね!!そういえばそうだったねって超納得!!フルメイク美し過ぎるじゃんじゃんじゃん!!!

★個人的希望
ヴォルトゥーリの皆様は玉座に座って化石化してくれるの希望

★アリス!!!!!!好き!!!!!!

★仲間になってくれたアラブ(?)の四大元素の彼
凄く好みです。

まだ色々あった気がするけど記憶が…。