椋太

ハンコックの椋太のレビュー・感想・評価

ハンコック(2008年製作の映画)
3.3
酒臭く半ばなげやりに、超人的パワーで事件を収めていく。ウィル・スミスの気だるい無敵感もシャキッとした無敵感もカックイイ。

超人ゆえに理解されない孤独感。いつだって大衆ってやつは自分の損ばかりに目がいくように描かれる。生活がかかってるからそんなもんだと思うけど。
だから人に喜ばれるような振る舞いで善いことを実行するなんてまっぴらだ。祭り上げられて疲れてしまう。嫌われていた方がきっと楽。気の向くままに自分の正義感を発揮できる。
けれど彼は思い遣りをもって善いことを実行するようになる。人との繋がりが見えてくる。そんなところも面白い。
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