たむたむ

フランケンフッカーのたむたむのレビュー・感想・評価

フランケンフッカー(1990年製作の映画)
3.7
『バスケットケース2』のフランク・へネンロッター監督によるホラコメ。スターチャンネルEXで見逃してしまったのが悔しくて、円盤購入(≧∀≦)

芝刈機に巻き込まれ事故死した恋人エリザベスを復活させるため、娼婦の遺体パーツを繋ぎ合わせ怪物を生み出した、若き医学生の顛末を描く現代版『フランケンシュタイン』。

脳味噌に目玉が付いた、チープ感満載の奇妙な物体が冒頭から登場し、只ならぬ雰囲気( ⌯᷄ ·̫ ⌯᷅ )

事故現場に居合わせたジェフリーは、バラバラになったエリザベスの遺体の一部を持ち帰り、恋人に完璧な肉体を結合させ復活させようと躍起になります。娼婦たちを集め品定めを始めるも、開発したドラッグのオーバードーズで大惨事に!

フランケン化したエリザベスは変顔をキメながら街を徘徊するのですが、演じているパティ・マレンがキュートなのでグロテスクさは余りなし。

80年代ホラーを思わせるテイストだけど、90年代の作品なんですね。もう何もかもがチープ⭐︎
ディティールはアナログ感満載だし、人体爆発描写は派手に火花を散らしながら威勢よく吹き飛びまくる(笑)このシークエンスのインパクトは、もしかしたら『キングスマン』の“あの”クライマックスシーンを凌駕するかも知れない(笑)

全体的には、エロくてオバカで楽しめるユル〜いホラコメなんだけど、終盤のハチャメチャ&グチャドロ+変態的オチにはヤラレたぁ!
ただ、万人ウケしないことだけは確かかな(^^;;

暴走したジェフリーにも意外な結末が待っていて、なんだかんだ愛おしい…そんな作品でした♡
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