このレビューはネタバレを含みます
いやーーー良かった!
やはり名作😊
時空を超えたファンタジー。
ストーリーもいいが、役者さんもいい。
イ・ジョンジェさんの切ない物憂げな思い詰めたような表情もいいし、時折見せる笑みにグッとくる。
チョン・ジヒョンさんの飾らない美しさと可愛らしさで、恋する女性の心をよく表現されている。『猟奇的な彼女』の彼女より私はこちらの彼女が好きだ。
音楽の使い方もいい。
洒落たイルマーレの建物の中でイ・ジョンジェさんが聴く曲もいいし、チェジュ島で、チョンジヒョンさんが待つ間に流れるあのテーマ曲も良い。しみじみと聴かせてくれる場面だ。
この映画のオリジナルサウンドトラックを毎日のように聴いていた日々を思い出す。
映画に出てくるCDデッキもオシャレだと思っていたが、今見ても洒落てた。
好きなシーンはたくさんあるが、特に、それぞれの時代で同じ場所でデートのように過ごす場面。遊園地に行ったり散歩をしたり。
2年後の彼女にワインをプレゼントするところがいい。
2年前の彼女に会いに駅のホームに行く場面もいい。
映画の中のイルマーレの建物と海と空の色がとても美しい。
切なく、苦しくなるが最後の場面がまた良い。
観てよかったと心から思う映画だ。
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せっかくプロジェクターがあるのだから、心に残る映画を観ようということで、夫婦で鑑賞。
かつて我が家に訪れた韓国映画ブームの頃購入したリージョン3の韓国版DVDも持っているのだが、英語字幕の上に我が家の今のデッキは対応してなくて、レンタルDVDで鑑賞した。
鑑賞後リージョン3をパソコンで再生してプロジェクターに繋いでみた。ちゃんと、投影できた。
特典映像のミュージックビデオを見ながら映画の余韻に浸っている。
余談だが、今年初めに思わぬところでこの映画を思い出す事になった。
毎年お正月に何となく楽しみに見ているテレビ番組『さんたく』で、さんまさんが理想の別荘?(憧れの家だったか)としてこの映画のイルマーレの建物だと言われているではありませんか。何だか急に嬉しくなってさんまさんに勝手に親近感を覚えた瞬間だった。
あんな別荘持てたら素敵だろうなぁ。
でも日本では台風が心配だから海辺にあの建物は作らないだろうかなぁ。
とか、
映画の中で、愛する人の為にイ・ジョンジェが設計した、海を見渡せる家を見てみたいものだなぁ、と思った。