みすみす

プラクティカル・マジックのみすみすのレビュー・感想・評価

プラクティカル・マジック(1998年製作の映画)
5.0
先祖の魔女マリアの「愛した男はみんな死ぬ」呪いにかけられた魔女姉妹の話。サンドラ・ブロック演じる姉のサリーは真面目で、同じく魔女である叔母たちの黒魔術のような魔法と、それにより男の心を手に入れようとする女たちを嫌悪している。一方ニコール・キッドマン演じる妹のジリアンは、そこまでして手に入れたいと思う恋に憧れる。
やがて姉妹は大人になり、呪いを恐れて誰も愛さないと決めたサリーと、呪いに打ち勝つ強靱な男性を求めるジリアン。そしてジリアンの愛したジミー・アンジェロフは、死して尚ジリアンを求めるストーカー霊になり、ジリアンを手に入れようとする、というストーリー。
怖そうな感じがするけれど、湖のほとりの一軒家に住む魔女達が、草木や花々に囲まれて暮らしていて、美しい自然が映し出され、全体的に明るい雰囲気がある。
ジリアンの程よいあばずれ感と、実は家族思いで姉が大好きなところがとても可愛らしい。
個人的には夜中に4人の魔女達が特製マルゲリータで塩を舐めながら乾杯し、下品な話をゲップしながらするシーンがとても好きです。
あと、魔法がファンタジックに描かれていないところも。魔道具にホイップクリーム使っちゃうなんて(笑)
そして物語は魔女の血と姉妹の絆を中心に進んで行き、男性も出てはくるけど、世界は女で回ってるのかと思うくらい、最後にスカッとする、女の世界の話でした。
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