RIO

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:QのRIOのレビュー・感想・評価

4.6
※ネタバレ注意

まさかの展開と絶望の嵐。

内部分裂の構図になるなんて、誰が予想できただろうか?

そして、謎だらけの空白の14年。

3部作のラストにして、挑戦的かつ斬新な展開をぶっ込んでくる庵野監督恐るべし。

序、破はアニメ版の本筋をある程度なぞってたけど、今作はほとんど別物。
序、破で培ってきたシンジの努力を全否定するかのようなぶっ飛び具合が大好き。

なんせ、ラスト30分の攻防戦があまりにも面白すぎる。

世界の修復を計るカオルくんとシンジ
       ×
フォースインパクトを止めるべく奮闘するミサトさん率いるヴィレ、
       ×
ゼーレと彼らを裏で利用し目的遂行を計るゲンドウと冬月

13号機と2号機の戦闘はさることながら、
ビーストとマーク9の戦闘、
ヴンダーの空中戦などなど、

それぞれの思いが交錯し、巻き起こる戦いは鳥肌もの。

カオルくんの敗北と死。
そして、シナリオ通り(黒綾波の脱出を除く)にシンジたちを利用し、目的達成へと導いたゲンドウたちの完全勝利。

庵野監督の緻密かつ巧みな構成力にはただただ脱帽です。

新劇3部作の中では、最高傑作だと思ってるし個人的に1番好きな作品。


ストーリー  ★★★★★
キャラクター ★★★★★
演技     ★★★★★
映像     ★★★★★
演出     ★★★★★
音楽     ★★★★★
RIO

RIO