スローモーション男

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qのスローモーション男のレビュー・感想・評価

4.8
 公開時、かなり酷評された新劇場版三作目。

シンジが起こしたニア・サードインパクトから14年後、初号機で眠っていたシンジには受け入れられない真実が待っていた。 

嬉しかったのは、画面比率がヴィジタサイズからシネスコサイズに変わったこと。
岡本喜八リスペクトですね!

それと、今作は第13使従でシンジの理解者、渚カヲルが関わってくる。
アニメ版ではあまり触れられなかったが、かなり優しさに溢れたキャラクターだった。
しかし……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

この映画は綺麗事では終わらせたくない庵野監督の気持ちが入っていると思います。
「破」は「天気の子」や「崖の上のポニョ」にテイストが近くて、誰かを救い愛したことによって世界が破滅するという物語です。
ふたりの主観では幸せですが他の人にしては身勝手なことです。
でも、そのさきを見せてくれたのは「Q」でした。

これも本当に素晴らしい作品!