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血の涙
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『血の涙』に投稿された感想・評価

島が舞台だけに、さながら「獄門島」・・と言うかまるで横溝正史のようなストーリーはなかなか面白かったです!
CINEMA SERVICE映画って一定の歴史的評価はしつつも、クオリティは・・。でも今作はたぶん配給だけ担当したのかな。製作はチョウンFIM(株式会社良い映画)。この製作会社は同じチャ・スンウォン主演で「ぼくらの落第先生」2003を作っています。

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今回のお話は・・
1800年代の朝鮮のとある島が舞台。
或る日、製紙業で経済が回るその島で紙を積んだ船が突然燃え出す・・。
王朝から派遣された調査隊の中に二代続けて捜査官の職に就き、頭脳明晰な主人公ウォンギュ(チャ・スンウォン)がいる。まるで金田一耕助のように・・。w
そして彼を惑わせる殺人事件が繰り返され、そこには忌まわしい過去が・・。もうひとり重要人物はチソンが演じています。

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監督のキム・デスンって後に「後宮の秘密」「朝鮮魔術師」を撮ることになる方ですが、元々はイム・グォンテク巨匠の「風の丘を越えて」「太白山脈」「祝祭」などなどの演出部から助監督に上がっていったんですね。いわゆる現場たたき上げ!
今作はとてもイム・グォンテクの弟子とは思えない!w・・まあね、人間が違いますからね。

まあちょっと時代錯誤なものや知識が出てきますがそこはご愛敬。

基本的にはホームズやコナンくん、東野圭吾やら・・推理サスペンスの王道を行く内容です。
そういう意味では若干既視感も感じつつではありますが、いやいやよく出来ているのでビックリするくらいでした。

これ、たぶん日本でソフト作られていないんですかね。わたしはチャ・スンウォン出演作をコンプリートしたいがために、リージョン2の海外版を入手しました!!!
リージョンコード変換と英語字幕も駆使してなんとか・・。

ただね、日本発売されていないチャ・スンウォン出演作品はあといくつか存在するんですよー。

ということで多少ネタバレしつつお伝えします。









きっかけは舟の火災ではあっても、「血の雨が降るぞー」と狂気のお父さんが出て来たり、「これは島の歴史に何かあるな・・」というような不穏なムードが全面に漂います。
そして木材に腹を突き刺された死体が発見。いわゆる変死体が発見され、嫌が応にも捜査官が調べるしかない事態に・・。そこには金を生む製紙工場があり、先代はカトリック教徒だという告発で処刑されていました。虚偽の告発だったにも関わらず最後処刑を命じたのはなんとウォンギュ(チャ・スンウォン)の父でした。
そして虚偽の告発を命じた人間と、噓をついた告発者5人が見えてきて・・同時に告発者たちから殺されていきます。その殺し方は、先代工場長の家族5人が惨殺された殺され方と同一。村人たちは怨念だーと恐怖におののき、皆鶏の首をはねてお祓いをし始めます。
・・・当然怨念で人が死ぬはずもなく、さらに裏にあった因縁からある人物が復讐をするために先代工場長の事件を利用したものでした。
ウォンギュはそれを見抜き、最後に狙いを阻止します。
しかし・・この映画の恐ろしく、そして秀逸なのは・・
(ラストを語りますね)







一件落着したかと思われた・・しかし工場から出ると村人たちが鎌や刀を持って待っていました。そして助け出したはずの被害者を引き渡せと言う。ウォンギュや部下たちも人数に狂気に気おされて被害者を奪われます。
村人たちは怨念、祟りだと信じ込んでいてまともな判断能力を失い、もう集団心理ですね、無我夢中でその被害者を刺し殺します。途中であったんですが、鳥の首をはねるシーンは凄まじく、10羽は殺されたでしょうか。鷄の悲鳴も付けてあり恐ろしい限り。まるでこの鷄と同じように男が殺されていくのを見つめるしかないウォンギュ。彼がおののくのは人間という生き物の恐ろしさでした。そして本当に真っ赤な血の雨(涙)が降り始めます。

という、サスペンスエンタメに終わらせないやり口はベテランです。
まあこの辺がイム・グォンテクと言えばそうですね。巨匠はそこまで技術を持ち合わせていないので、裏を考えるとこう訴えていたんだろうな・・っていう評論家の推測にも似た評価です。今作ではひとつ上を行き見事に映像でそれを表現しました。

これは満点です。



〈586〉

チャ・スンウォン차승원出演映画completed 2023.9現在
filmarks未掲載:「ラブリーライバル」「同窓生」
*日本未公開+ソフト未発売は除く
Chano

Chanoの感想・評価

4.0
チソン様目当てで視聴。
デビューまだ5年目位なのかな、キーマンだけどホンのちょっとしかご出演されてません…韓国版のDVDのため字幕を何とか翻訳しながら、最終的にはパソコン翻訳に頼り頑張って視聴…

李氏朝鮮末期、製紙業で潤う小さな孤島で起こる陰惨な連続殺人事件。
一見テイストは横溝ですが、かなりの秀作です。深い。
チソン作品にハズレなしは健在だった!

人間の業、身分の壁、集団の狂気、正義とは何かなどを素晴らしく描いています。
そしてやはり韓国映画、救いがないラストはお約束…そこがイイんだけど。

ラストに向かって流れるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が最高。この曲16年後「悪魔判事」でも使われてるんだよね。胸アツ。