NaO

凍える牙のNaOのレビュー・感想・評価

凍える牙(2012年製作の映画)
2.9
prime配信終了間近ということで鑑賞。
なんだろう、この2時間ドラマレベルのチープさは。

超男尊女卑且つ男根至上主義な警察の皆さんに心底腹立つし辟易する。
事件の真相に一番早く近づいたのがお荷物だと厄介者扱いしていた女刑事のウニョンである皮肉さ。
そりゃあんたら男だ女だ言ってるだけじゃ出世出来ねぇわ。

そして、少女買春に薬物も多用し過ぎて面白くない。

かつて日本でも“犬畜生”という言葉があったように、韓国でも人や物を見下す時に犬呼ばわりするのは侮蔑の意味を成す。
韓国ノワールで良く聞く“개새끼”がそう。

犬よりも劣るクズ共は犬で復讐するっていう発想が理解できない。
チルプンを迎え、ジョンアの弟として育てて生きる選択肢を選べなかったカン・ミョンホを腹立だしくも哀れに思う。
あの綺麗な瞳を見て人を殺す訓練が良く出来たものだな、と。
犬は食べる物でも見下す物でも無く、愛でるものだぞ。

ウォンビンの奥方、イ・ナヨン出演作を観たのは初めてだけど、お世辞にも演技が上手とは言えないような...チープさの要因の一つ⁇
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