幻視能力のある主人公が、自身が幻視した[血まみれの老婆]に関して、記憶と能力を駆使してその真相追及に励む、、、といった内容。
幻視や記憶を司ることをテーマにしているだけあって、カメラが"眼"や"顔"に急激に寄っていく描写が多用されていたのが印象的でした。
初っ端の崖から落ちるシーンとか、フルチっぽさ出てるなぁ〜。『マッキラー』でも似たシーンがあったような。
タイトルからも想像はつくんですが、本作は彼お得意の残酷ホラーではなく、超常現象系のホラー映画(どちらかというとサスペンス映画)でした。残虐描写もほとんどありません。
しかし、結構しっかりとしたミステリーが散りばめられていて、良い意味で彼らしからぬ映画に仕上がっていました。そっちの方向もいけるんだと。
ラストも想定外で驚きましたが、後半に差し掛かるあたりで分かる、"意外な事実"についてもおもしろい作りになっていました。オチも良くて、しっかりと締まった終わり方になっていました。
あと、B級ホラーって主人公の女優さんは美人さんが多いですね。本作主演のジェニファー・オニールも然り。好みかもしれませんが...。