面白い。カメラワーク、音楽、そしてテーマがいい。
暗号の内容なんてどうでもよく、少女だけが握らされた暗号によってストーリーが引っ張られてゆくシンプルさに引き込まれる。
中々居なさそうなチャイニーズだけど英語も流暢な少女。欧米人にはない朴訥な感じが作品に圧倒的な存在感を放つ。
今回はステイサムも脇役、くらいに見える。
「もう安全?」「1日1日に感謝して生きよう。」
こんな終わりに向けてあそこまでハラハラドキドキさせられるなんて、洗練されている。
なんと、ドラマ「POWER 」のトミー・イーガンがロシア人役で!
ああいう、共謀なのにちょっと抜けてる憎めないワルをやらせたら、魅力抜群ですね。
子役が主役を食う作品では、ルパンのノストラダムスやバイバイリバティを連想します。
子供を助けて、子供に助けられている主役って、じんわり胸熱ですね。
BLITZなんかよりこういう人情ものが、ステイサム作品では好きです。