WillowMarrais

ひとつの歌のWillowMarraisのレビュー・感想・評価

ひとつの歌(2011年製作の映画)
4.9
この映画の時間の流れ方は自分の生活に似ている。キアロスタミがそうであるように。

ロランバルト的にいうなら
「かつて、そこに、あった」不確かなものを
確かにするポラロイド写真。
誰かの人生のアーカイブ。

主人公の佇まいは幽霊そのものである。
話し方、素振り、声。
全てが幽霊なんじゃないかと思わせる。
素晴らしい。
WillowMarrais

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