よる

ATMのよるのレビュー・感想・評価

ATM(2012年製作の映画)
2.0
うーん…ワンシチュエーション映画なんだけど、条件の付け方と登場人物の行動に都合しか感じなくて、終始「そうはならんやろ」状態だった。
舞台となるだだっ広い駐車場を持ったATMブースからして現実感がない。いや別に身近な舞台にしてほしいわけではないんだけど、車をわざとATMから遠いところに停めるとか、それが後々主人公たちに不利な条件になるとか、明らかに結末ありきで逆算して設定したのが見え見えで冷めてしまう。
ワンシチュエーションで有名な作品といえば「SAW」だと思うが、あちらはあらゆる条件に理由(主に犯人の思惑)があり、つまり必然性から物語が成り立っている。
この作品にはそれがない。車を停める場所ひとつにしても、ガス欠とかエンストとか、何かしら偶然でもいいから理由が欲しかった。
あまりおすすめはしない。
よる

よる