まーさん

アルゴのまーさんのレビュー・感想・評価

アルゴ(2012年製作の映画)
3.5
“ニセ映画作戦”
ジャケ写見て、暢気に観てみたらめっちゃスリリングな話しだった。

【概要】
・1979年、イランで起きた”アメリカ大使館人質事件”。
・約60名の職員のうち、6名がカナダ大使私邸に逃げ込んだ。
・この6名を救出する作戦が作られる。それは、”架空のカナダ発SF映画を作り上げ、彼らはその制作スタッフとして帰ってきてもらう”…というもの。その架空映画のタイトルこそ“アルゴ”なのである。

【見どころ】
◯飛行機搭乗時の緊張感
・なんとか空港まで辿り着いた6人。飛行機搭乗してしまえば逃げ切れる!しかし、イランからの出国審査が怖い。
・何人もの軍人がギラついた目で詰問してくる。いきなり言語を変えて揺さぶりをかけてくる。ボロが出たら即終了。いかに彼らを騙し、飛行機に乗り込めるか…😱

◯ まさに裏を描く戦法
それにしても、この作戦、あまりにも奇抜すぎる。普通、人命救助となれば、より慎重な策を講じるのが鉄板となりそうだが…🤔
しかし!逆に主人公の意見は「頭の硬い人が考えたような鉄板のやり方では、逆に怪しまれる!そんなのは通用しない!」かっけぇ…けど、日本じゃその案は採用されなかったかもね。

【雑観】
◯地味にやばいなと思ったのは、イランの子どもたち。シュレッダーで裁断された機密文書や6人の顔写真も、つなぎ合わせて復元してしまう😨
やってることは地味でたいしたことないのに、これが作戦失敗に一役買っているとなると、見方が変わってくる。
まーさん

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