ヴぇる

アルゴのヴぇるのレビュー・感想・評価

アルゴ(2012年製作の映画)
4.2
緊張感を出せる映画というのは本当に貴重であり、我々にも疑似体験させてくれるような気持ちになる今作は素晴らしいの一言だ。

2013年の作品賞はレ・ミゼラブルが本命と言われていたがアルゴが獲得した。
これには私も憤りを覚えたが今作を視聴しそれは間違いだと気付かされた。

所謂この時代のアカデミーが好きなツボを抑えた作品ともいえる。
よく知らない土地の慣習、風土、そこである程度生活をして考えられないような状況に追い込まれる。この点をしっかり抑えていた。

それ以上に凄みがあったのが今作の緊張感だ。緊張感という意味での作品賞は2010にハート・ロッカーが獲得しているがそれとはまた違うベクトルで驚きを与えてくれた。
ヴぇる

ヴぇる