オリザ

高地戦のオリザのレビュー・感想・評価

高地戦(2011年製作の映画)
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つらかった


高地の奪い合いで兵士が死んでいく様子が、スポーツの試合でトントン点が上がっていく感じで当たり前の流れで行われていくのがつらい

一戦終わったら、仕切直しでまた次の戦いが繰り返される

私がここまで生きてくるのに命にそれなりのお金も手間もかかってきたけど、その命が山のように死んで、皆が、戦争だから仕方ない、こういうものと思ってるのがつらい


人が死にすぎて感覚がおかしくなって、もう誰が亡くなっても淡々と観ていたが、さいごの最後の停戦放送で2人が笑い出したところで、この戦争とは何だったんだろうか…と泣いた


・2秒について

たいていの映画やマンガだとかわいい子が大きい獲物持ってるの好きなんだけど、これはもうつらすぎて、そういう思いにならなかった

作品の中での存在が、若干とってつけた感ある…?!
あの状況で、気が触れてしまう人も出てくる中、男だけの軍隊にあんな年頃のきれいな子がいたら、かわいそうなことになってしまうと思うけれども

ただ、全体が生々しくつらすぎるので、こういう人物がいることで、ほどよいアクセントなのかも



【印象に残ったことば】

ソンシクを殺したのは戦争

今以上の地獄がないから、ここで生きてるのかもしれない

おふくろの顔が思い出せない

敵じゃなく戦争と戦う
オリザ

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