高地戦の作品情報・感想・評価

高地戦2011年製作の映画)

고지전/The Front Line

上映日:2012年10月27日

製作国:

上映時間:133分

4.0

「高地戦」に投稿された感想・評価

すず

すずの感想・評価

3.0
死はすぐそこにある


1つの陣地取りを繰り返す中で生まれた秘密のやり取り。明日は死ぬかもしれない敵同士であり、1番理解できる同志。

登場人物の人となりを見てしまうと、死んで行くのは観ていて辛い。そして終戦の安堵と突き付けられた使命に、なんと言って良いのかわからない…

いつもそう。現場にいない上の命令。わかる、わかるよ、そうしなきゃいけないのも。でも現場の人たちにも心があるし、生きたい気持ちもある。敵なんだけど、敵じゃないんだよ。それでも国のため、自分をを守るために必死に殺さなきゃいけない気持ちを上はわかってないよね。

どれだけ生き残るのか観ればわかるけど、極端な描き方に反戦の気持ちが沸き上がる。
「俺たちは敵と戦うんじゃない戦争と戦うんだ」「戦争に勝つということは生きるということ」

エアロックという山の争奪戦を3年に渡り取り合う数30回以上死者50万人

それで取った領土に何の意味があるのか?

その僅かに拡大した領土で作物でも育てるのか?広くなった領土をみて誰が喜ぶのか?

国の指令で駒のように戦争に駆り出される国民は、誰も人を殺したいはずなんてないのに馬鹿げてる。

戦争がいかに馬鹿げているかをメッセージとして届けようとする戦争映画は学びが多い。

国の長が国民の命を守るのではなく命を無くす事に何も感じないから世の中おかしくなっている。

「足るを知る」そんな教養を国のトップの人達が知ると世の中は良くなる。そう思えてならない。

フィクションとはいえいろいろ考えさせてくれる映画でした。韓国の役者は演技がうまい。
みボ

みボの感想・評価

3.0
フィクションらしいけど、戦場の描写が生々しすぎて全然フィクションに思えなかった。
同じ民族同士なのに戦わなければいけない虚しさとか、仲間を失う悲しさとか、戦場での絶望感とか、とにかくつらい……。

つらすぎて星の評価低めにしちゃうぐらいつらい。
gojyappe

gojyappeの感想・評価

3.0
当時の戦争の怖さな~
この為に兵役があるんですね!
って思える
真っ黒過ぎてどんなメイクだったんだろうと…
ソンシクの持ち物が立派だという事が発覚したところと
2秒のところが気に入ってる。
でも、一人で見るのはちょっと怖いかも。
劇場でみんなと一緒じゃないと怖い!
38度線上の高地をめぐる朝鮮戦争のはなし。
韓国版『血と砂』と言っていいだろう。戦争が愚かであり、無意味であるゆえに死ぬことは犬死であることを強調するテーマ性は一脈共通しており、強い反戦メッセージが込められている。
ただ、すこし手ぬるい。残酷、悲惨という感想が多いが、テーマを伝えるためにはまだまだ足りない。そういう意味では岡本喜八監督がいかに残酷だったのかがよくわかる。
それでも韓国産クオリティに恥じない映画であることは間違いない。
む

むの感想・評価

4.4
戦争を描くには、これくらい残酷でないとなと思った。そして演技が本当にお見事。特に表情の変化が凄い。
スナイパーはちょっとフィクション感強かったかな……。
ゆめ

ゆめの感想・評価

3.9
良い戦争映画だった。チャン・フン監督作4作見たけど、その中でも一番良かった!ドラマチックな大衆性とドキュメント性がいい塩梅。製作費もかけただけあって、戦闘シーンもハリウッド映画並みに見応えある。しかも奪い奪われをカット切り替えだけで表現したり、稲妻に照らされる大量の不気味な中国兵など、演出やカメラワークも良かった。
キャストみんな良かったけど、何よりもコスが良かったよ!演技下手とか言ってごめんね!コス力が生かせる作品だとめっちゃ良いのね。『サンイウォン』も良かったもんね。
底の読めない威厳ある大尉から一瞬で弟感出せるイ・ジェフンも良かったし、シン・ハギュンの目の色素が薄くて、感情が読めない感じも良かった。
話がまとまりかけたところで30分以上残ってたので、悪い予感したのが的中。
"2秒"の存在だけが浮いてて後半若干ノイズを感じた。あのターンはちょっと引っ張りすぎだったかな…
やまう

やまうの感想・評価

4.0
超ソリッドな反戦物かと思いきや〝2秒〟の存在とそれに対する妙なシンパシーが浮いててなんか違う。

それでも容赦ないしラストの呆れ笑いが戦争の行き着く先って感じがして良い。

大尉然としながら瞬時に弟感出るイジェフン凄い。

このレビューはネタバレを含みます

2011年韓国。原題『고지전』、英題"The Front Line"。1953年、防諜隊の将校が、人民軍との内通者を探すために、北陵戦東部戦線に送り込まれる。戦略的な要地エロック高地では、30回以上争奪戦が繰り広げられ、いつまでも終わらない消耗戦に、最早兵士達は戦う理由も見失っていた。そこで生まれる南北兵士の交流、浦項での出来事、北の狙撃手「2秒」の存在など、長いランタイムながら飽きさせない展開。別の状況で出会っていたら、友人・恋人になれたかもしれない者同士が殺し合う様と、築き上げられた屍の山の壮絶さ。
反戦映画でありながら、娯楽作としても楽しめた。出てくる俳優が香川やキムタクに似ていた。
>|