きりん

ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオのきりんのレビュー・感想・評価

3.5
ファイナル〜と聞いて「ファイナル・デスティネーション」シリーズの中の一本かと思ったけど違った。この映画は主人公たちが映画の中に入り込んでしまうというもの。ジュマンジがゲームならこちらはサマーキャンプを襲う殺人鬼ホラーの映画の世界に飛び込んでしまうというもの。元の世界に戻るために主人公たちはホラー映画のお約束を守りながら殺人鬼に相対する。
B級ホラーの装いを呈しながら実際はかなり撮り方や演出が凝っていて力作なのを感じる。そこに、亡くなった映画スターだった母親と、映画迷い込んだ娘が映画の中で再会するという、ヒューマンドラマ要素もミックスしている。過去の映画のオマージュやNG集もあり映画愛も感じられる作品だった。
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