このレビューはネタバレを含みます
本作、なかなか良作だと思います。
ふとした事件から伝説のスプラッター映画の世界へ迷い込んでしまう主人公たち。
スプラッター映画ではお決まりのお約束な出来事がどんどん起こる中、無事映画から脱出する事を目指して奔走します。
現代の若者が80年代のホラー映画に迷い込んでしまう、という設定の時点でワクワクしますよね。
回想シーンに入る演出なんかは見事でした。
また、本作は主人公とかつて映画俳優だった母との絆が描かれます。
実世界での母と、映画の中で母が演じているキャラと主人公の関係性をうまく馴染ませながら、
コメディタッチで進むストーリーはなかなかうまいと思います。
しかしエロ・グロシーンがかなり弱いです。
それによって本作の印象にパンチが効かなくなっているなあという感じでした。
ストーリーや演出が良かっただけにもったいないです。
そしてイメージはシュワちゃんの『ラストアクションヒーロー』のホラー版ような感じですね。
キャスト陣はほとんど存じ上げませんでしたが、
性欲モンスターはピッチパーフェクトに出てましたよね。