あつぼう

ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオのあつぼうのレビュー・感想・評価

3.7
亡き母が出演していたB級スプラッターホラー映画の世界に入り込んでしまったマックスと友人たち。ナンシー役を演じる母に会うことができ喜ぶマックスだがシナリオ通りに話が進んでいき、このままでは母も殺人鬼に惨殺されるというお話。
入り込んでしまった映画が80年代のスプラッター映画というのがポイントで派手な演出や大袈裟な演技が懐かしかった。この当時の映画って純粋無垢な女の子と殺人鬼の対決が当たり前で、ちょっとおバカなキャラは最初から死亡フラグが立ってましたよね。この映画でもおバカな女の子が存在しているのですが、そのバカ加減も80年代風でぶっ飛んでました。殺人鬼を罠にかける為に呼び寄せるダンスも最高でした。音楽もWarrantのCherry Pieでエロティックな歌詞が完璧にハマってました。そして処女でないと殺人鬼を倒せないって設定も当時のままでした。
久しぶりにこの王道パターンのホラーを楽しめた感じがしました。伏線の回収などなく、とにかく殺しまくるし姿も現す展開がジェイソンやブギーマンを思い出させてくれました。あの頃のホラー映画は単純さが面白かった。ただ殺人鬼がジェンソンに較べると弱かった・・・。
エンドロールでのNGシーンも良かった。
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