このレビューはネタバレを含みます
話題性はないけど、なかなか面白い。
先月参加した映画オフ会なら、常連同士で密かに盛り上がれそうな映画。ミニシアターの常連でないと、上映してる映画館を探すだけで一苦労間違いなし。
タイトル通り、「誰が」、「誰の」声を「何故」かくすのか?を考えるのがこの映画を楽しむポイント。全部理解するには、何度か観る必要があると思う。
こういう映画が出来る背景には、やはりアメリカの「世相」が強く関係していると思う。
約15年前、アメリカはイラクを「大量破壊兵器を持っている」という理由で攻撃して、フセイン大統領も処刑した。しかし、未だに「大量破壊兵器」は発見されていない。他にも「大義」のために「正義」を踏み躙る行為は数多く見てとれる。
そういう、アメリカ政府の姿勢、行為に疑問を持つ人が増えつつあるからこそ出来た映画かも…と思った。