声をかくす人の作品情報・感想・評価

「声をかくす人」に投稿された感想・評価

QUENZE

QUENZEの感想・評価

3.8
リンカーン大統領暗殺事件にかかわる歴史映画。
アメリカ史上、女性で初めての死刑となった人、メアリー・サラットの裁判が主体の作品。
実際この人が冤罪だったのかはわかりません。でもそんなニュアンス含んでます。
この時代が公正な裁判が行われるような、完全な民主主義ではなかっただけに。
4423

4423の感想・評価

4.0
時は南北戦争末期。アメリカではじめて女性の死刑囚となったメアリー・サラットと、彼女を弁護する若き弁護士の姿を描く。

下宿屋を営んでいた彼女は、リンカーン大統領暗殺事件に関わっていたとされ逮捕されるが、政府の報復として民事裁判ではなく軍事裁判にかけられる。一方、北軍の大尉として勝利したエイキンは、南部出身のメアリーの弁護をしぶしぶ引き受けるのだが。

戦時であっても民間人は民事裁判で公平な判断のもと裁かれるべきだと訴え、矢面に立たされながらも、メアリーを救いだそうとするエイキンの姿に胸打たれた。エイキンにとっては、勝っても負けても顔に泥を塗られ、不名誉となる事件だというのに。

ロバート・レッドフォードの手によって重厚に織りなされ、静かにめくられるこの物語には、圧力によって隠された声がたしかに聞こえるようだ。

ちなみにオーレ・ボールネダルの『モルグ』のVHSジャケットに使用されている写真は、大統領暗殺事件に関わり、メアリーとともに絞首刑に処されたルイス・ペインの写真である。リリーの鉄をはめ、うつろな瞳でどこかを見ているこの写真は、写真家アレキサンダー・ガードナーによる有名なものである。
リンカーン暗殺後の犯人グループの裁判が主題。法律と政治との判断の違いが凄すぎる。
少し気になるのが宿家の女主人とその姉妹が主題ではあるがあまりにも しっかり立派な人物になっている点。
conspirator とは共謀者。
maricoro

maricoroの感想・評価

3.0
リンカーン殺害後の裁判の物語。無実の人が殺される。雰囲気いいけど難しい。
はにー

はにーの感想・評価

4.0
リンカーン大統領暗殺事件に関わった、とある女性の裁判のお話。

弁護士としての訴えと人としての正義感、
誰かを守りたい気持ちとひた隠しにしたい事実。それらを両断する当時の司法。

美しく静かな画とは裏腹に、
熱い感情が流れ落ちる。
ロバートレッドフォード監督作。公開時はリンカーン関連映画が他にも上映されてた。
「リンカーン」の後に観るとちょうど話がつながっていいかもしれない。

リンカーン暗殺に関ったとしてアメリカで女性で初めて処刑されたメアリーサラットと、その弁護をした元軍人フレデリックの話。

史実に基づいているため結末もメアリーがどうなるかも分かっているのだけど、これを観てると彼女は有罪なのか、無罪なのか本当にわからなくなる。

暗殺にかかわった人間の肩を持つ気にもならないけれど、国の都合と強引な裁判、そこに人権なんてなかった。

これを機に一般人が軍事裁判にかけられることはなくなったらしいが、こういうことが起きないと改正されないってのもなぁ。

逆境の中、立ち上がる弁護士役のジェームスマカヴォィがとてもよかった。
TAKA

TAKAの感想・評価

3.4
ハッピーには絶対になれない作品。
ただ辛すぎる。母親だから息子を守るよ。
復讐のために有罪はひどい。あってはならない。

このレビューはネタバレを含みます

つらい。
史実だと思うと尚つらい。

法とは何なのか?正義とは…?そんなことを考えさせられた。

有罪無罪どっちに転んだとしても自分の身が危なくなる、そんな状況で普通は怖くて戦えないと思うんだけど、本当にこの人はすごい。

最後息子が無罪になったのがせめてもの救いだった。
母としては息子の身代わりになれたのなら…という思いになるだろうから。

だけどこういう不当な裁判って昔は普通にあったのかもしれないし、もしかしたら国によっては未だにあるのかもしれない。
そう考えると恐ろしい。

この弁護を丸投げしてきたジジイ弁護士ちょっとムカついたわー。
あと息子。
母親のことを思うなら自首してこいっての。
だいたい、色々活動するのはけっこうだけど、家族巻き込むことになるんだから本当によく考えて行動しないとね。

弁護士役のマカヴォイはすごくよかった。
ジャスティンの役も好き。
安定のムードメーカーだったわ。この映画の中で唯一の癒しだったんじゃないかな。
そういえばノーマン・リーダスも出てたな。

ほんとつらくて苦しい映画だったけど、こんなことがあったなんてこれ観てないと一生知らないだろうし、観てよかった。
知ることは大事。
Robert

Robertの感想・評価

4.5
ロバート レッドフォード監督作品。前作「大いなる陰謀」から政治的なテーマを取り上げ、この作品は司法の歴史がテーマ…民間人が軍法裁判で裁かれたことを取り上げ法の下の平等が歪められた事件から建国の精神とは?、を描きたかったのでしょうか約2時間の骨太作品。
どの作品にも共通する主人公たちの無念さを問いかけて終わる作風の評価がいろいろあります。こーした観る者に問いかける作品は個人的に好きです。
朗

朗の感想・評価

2.9
ストーリーがあまりに胸糞なので、どうも評価しづらい…普通にしんどい…

ノンフィクションだから、思いっきり当時の北部人への不信感が高まる(俺の不信感なんのためにもならないけど…)

映画の見どころという見所もないのよな〜
2010年代の映画として南北戦争時代を再現した美術などが見所?うーん 処刑シーンとかほんとにしんどかった…

リンカーン暗殺シーンはナショナルトレジャーと完璧に一致していて、おそらく目撃者の証言が克明に残っているんだろうな。
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