荒野の誓いの茸のうちのネタバレレビュー・内容・結末

これぞ西武劇って感じの重厚な映画でした!地味にキャストも豪華。ティモシー・シャラメをあんな使い捨てするとは思わんかった。

先住民族を捕らえ続けてきた英雄の最後の任務が首長家族を護衛すること。そこに先住民に家族を皆殺しにされた未亡人やら捕虜先住民を無差別に殺した元部下やらが絡んできてもうプロットだけでも面白い。
とにかくジョーことクリスチャンベイルが渋くてかっこよかった。旅を続けてくにつれ自分が今まで正しかったのか葛藤しつつ、憎悪の連鎖を断ち切る姿に痺れる。
今まで憎んできた先住民を守るために白人と戦うっていう構図もいい。原題のHostilesから察するに敵の意味が変わってくるのがテーマなのかな。

ただ最後の戦闘で味方の善人死にすぎて、殺戮を犯してきた主人公は生き残るんかいっていう気もしたんだけどまぁ面白かったからいいです。