『SHAME シェイム』（原題：Shame）
Netflixで現在公開中。
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シェイム＝恥辱
彼らの人生に潜む恥ずべき心の闇。
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「セックス依存症」を題材にした映画。
上映時間の大半を占めるセックス描写は虚しさで溢れかえっている。
愛を育む行為がただ孤独に消費されていく。
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マイケル・ファスベンダーが醸し出す視線の色気。
そして、それは冷たさであり、孤独。
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彼にとってセックスは「強迫観念」なのだ。
だから、心の通った愛のあるセックスを目の前にすると何もできなくなってしまう。
そんな彼の元に、対照的な妹が転がり込んでくる。
彼女は簡単に愛に溺れ、傷つき、自傷を繰り返す不安定な女性だった。
そして、彼の聖域が徐々に崩れていく。
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けれども、乱暴にぶつかり合うも離れられない絆は彼らの過去に2人にしかわからない何か恥ずべき事（シェイム）があったのかと勘繰ってしまうほど強い。
色物と思われがちだが、官能にすがらない性描写はまさに情事ではなく、彼らの苦しみを解き放つ手段でしかなく生々しく虚しい作品となっている。
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もし興味があればNetflixで公開中ですので、ぜひチェックしてみてください。
