カネコ

バッファロー’66のカネコのレビュー・感想・評価

バッファロー’66(1998年製作の映画)
4.8
まずは冒頭から。出所したばかりの男・ギャロ演じるビリー。
雪降ってるのにやたら薄着のギャロ。
ずっとスカした顔して尿意我慢してるギャロ。
めちゃくちゃワイルドでスタイリッシュなのに挙動不審なのが最高。

バッファロー66'は1966年以来優勝していないアメフトチーム。
ビリーの両親はチームの大ファンで唯一の優勝シーンをビリーの出産の為に見逃した事を根に持ってる。

画面はブルーグレートーンに赤のアクセントで統一されてる。
赤はバッファローのチームカラー。

いきなり拉致されて家について来いって言われたのに従順な女。演じるクリスティーナ・リッチーのメイク・ファッション全てがコケティッシュで可愛い。

ボウリング場でのギャロのボーダーノースリーブ。からの一投目投げるまでのカット全てがカッコよくて痺れる。

ビリー細かくて変な所潔癖症。何度も同じことをやたら念押しして高圧的な態度に出るのは自信の無さの表れ。
後半のモーテルでのお風呂とキスシーンでは繊細な本音が現れていてとても愛らしい。

パパの歌うシーンとクリスティーナのタップは定期的に観たくなる。

初めて吹替えで観てみた。けっこうよく出来てる吹替えだったけどギャロ節を味わうならやっぱり字幕が良いな。
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