このレビューはネタバレを含みます
「だってアタシ、あの人を追いかけているアタシが好きなんだもの」
いやーーーー。
初恋を追い求める女優。
現実と映画の曖昧な線引きが混乱したけど、よかった。
一途で美しい愛だなあ、と見ていたけど最後の最後。
まあそうだよな。何十年も追いかけ続けてたら、相手の顔も声も思い出せなくなる。
それでも会いたいと願い続けるのは、自己満足であり、自己愛。
千年の呪いなら、来世でも会えないのかな。
人間の寿命は70-80でしょう、それを何度繰り返せば会えるのか。
そして相手が自分を好きになってくれるかもわからない。
ハラハラするシーンも無ければ、ドキドキする作品でもない。
それでも引き込まれる。20年前の映画で、こんなにいいものがあったなんて。また見ます。