幸せなひとりぼっちのはるなのネタバレレビュー・内容・結末

真面目で融通のきかないカタブツのおじさん、オーヴェ。
妻に先立たれ、仕事もクビになり、自殺しようとする。

首吊り、一酸化炭素中毒、電車への飛び込み、銃での自殺、色々死に方を考えてはみるけども成功せず。
彼がどうして妻のソーニャにそこまで固執するのか、そしてちょっと嫌なカタブツジジイになった経緯とは？？
最初は破茶滅茶なペルシャ人が引っ越してきて怒り狂い文句を言いながら世話を焼いていたオーヴェだが、少しずつ周りに心を開き？、中盤から後半にかけて過去や妻のソーニャについてガッツリ描写がある。
前半はよくわからないクレーマーじじい、の印象しかなかったけど見終わるまでにその印象は大きく変わる。

まあ色々ありオーヴェは自殺はできなかったのだけど、心臓が大きかったこともあり最期は自室で静かに亡くなる。(猫が乗っかっていて可愛かった)
葬儀は"私を認めてくれた人だけ呼べ"って遺書に書いてあったけど、最初は仲の悪かった住民や、妻ソーニャの元教え子たちとか、沢山の人が来てくれてていいラストだったな。

若かりし頃のソーニャ、本当にキュート過ぎる。