このレビューはネタバレを含みます
大好き以外に言葉いる?
あなたを好きな私が好き
2022.11.6
何度も何度も繰り返してみている。
特に今年はなんだか今敏作品を頻繁にみかえしている。多分いちばんみているのはパプリカなんだけど、千年女優はほんとうにだいじ。
去年、今敏没後10年ということで新千歳空港国際アニメーション映画祭で全作品上映していたときはなんとなく行けなかったんだけど、今年はDCP化して4K上映そのうえ爆音と!行かない理由はありませんでした。そういえばはじめて千年女優をみたのはフィルム上映だった。地震のシーンのカタカタする揺れがフィルムのほうが相性いいのかもとかおもった。
なんというか、なんどみてもすばらしいんだけど、それは たったひとり の為を信じて作られてる映画だからなんだな〜と改めておもった。誰のためでもなくひとりのために注がれる思いだけが一筋のひかりとなることを信じていないひとは何も照らせない。
2024.1.19
何度目かのスクリーンでの鑑賞なんだよな。何度目だろ?
DVDも持ってて、まあまあな頻度で見ている映画なのに、はじめて最初からずっと泣いてた。泣きすぎて、うまく呼吸できなくてむせてしまった、うるさくしちゃった、すみません。
焼き付けたきもち。何度も見てるのにはじめて貼りついた。なんなんだろなこれは。こういうことがあるから映画館で映画みるのだいすきだよ。
これを忘れたくないな〜、と思いながら、鍵の君の顔が思い出せなくなるように、今日のこのきもちが思い出せなくなるんだろうな。
去年、京マチ子に出会ったから余計にグッときたのかもしらん。藤原千代子は原節子だけど。
鍵の君へのまなざしだけじゃなくて、ファンのまなざしを肯定してもらってる気持ちになるから泣いてしまったのかも。だとしたら、都合がよすぎるね。