TOMJFK

ミッドウェイ囮(おとり)作戦のTOMJFKのレビュー・感想・評価

3.3
米空母乗員の姿を描く戦時中の作品

太平洋戦争中の1944年アメリカ、 20世紀フォックス映画
全体的に監督の演出は素晴らしかった
ストーリーは、戦時中だから機密保持のために仕方ないと思うが ミッドウェイ海戦の全てを描く映画ではなかった
あくまでも当時の米空母内での 士官や航空隊員の姿を描く
だからストーリー的には物足りない映画です
士官は厳しいけれども、 部下への愛情を隠し持ち 航空隊員は、 早く敵と交戦したいとウズウズしている
海軍内は、仲間との絆で溢れ、心身ともに強靭で、 敵軍(日本)を負かすに十分である という米海軍の姿をアピールする 戦時中の士気高揚映画だ
ミッドウェイ海戦中の場面は、 戦っている航空機内の無線のやりとりを 米空母内全体に流すことで、 艦内で戦況を見守っている
仲間にも臨場感ある会話を聞かせ 参加意識を高めるということで、 それは成功していると思うが、 映画製作としては、 空中戦の撮影が無くて済むので 予算が掛からず効率的である
本作の評価としては 純粋に映画の出来不出来というより 米国が戦時中に作った士気高揚映画ということで 戦争反対派の私としては低めの評価とさせていただきます 2014/11
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