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『海嶺』に投稿された感想・評価

1837年江戸末期、日本からの漂流民を救出し帰国させようとした米国の商船を幕府が砲撃し追い払った史実「モリソン号事件」の映画化。原作は三浦綾子「海嶺」(1981)。監督は「必殺仕事人」シリーズの貞永方久。

天保三年。大阪から米を積んで江戸へ向かった宝順丸が嵐で流され漂流。船員の殆どが亡くなるが、生き残った舵取りの岩吉(西郷輝彦)、音吉、久吉の三人はアメリカ大陸に漂着する。彼らを救出した貿易商マクラフリンは帰国させてやろうと尽力し、ハワイ→ロンドン→マカオ→日本の航路計画を開始。岩吉は日本に残してきた妻お絹(竹下景子)に思いを馳せる。マカオに到着した三人は英国通訳官のギュツラフ宣教師の元へ身を寄せるが、聖書の日本語訳への協力を頼まれ逡巡する。キリシタンへの協力が日本のお上に知れたら処刑を免れない。。。

このような史実を知らなかったのでとても興味深く鑑賞した。聖書の世界初の日本語訳が漂流民たちの協力で完成したこと、マカオのシンボルである聖ポール天主堂(17世紀初頭~)の建設にバテレン追放令(1587)で日本を追われたキリシタンたちが大きく携わっていたことも初めて知った。

かなりの大作映画で俳優陣は一流、マカオでのロケや大きな帆船を使用しての海上撮影を敢行している。演出・撮影とも卒のない仕上がりだが、最後の落としどころが驚くほどのバッドエンドなのは気になった。実際、主人公たちの帰国は叶わなかったが、その後は国際社会で活躍した史実があるので、エピローグとして紹介していれば全く印象は違ったと思う。

※その後の主人公たち
岩吉:上海→シンガポールへ移住し日本人として初めてイギリスに帰化。イギリス貿易監督庁通訳を務め、シンガポールを訪ねた遣欧使節団の福澤諭吉らに国際情勢を伝えた。
音吉:イギリス貿易監督庁通訳を務めた。
久吉:日英和親条約(1854)の際に通訳として来日。

※本作は、同じく三浦綾子原作の「塩狩峠」(1973)と共にアメリカの伝道協会が松竹に依頼して製作された。著作権管理はキリスト教系出版社「いのちのことば社」が行っているため配信等の可能性は低いと思われる。
「塩狩峠」と同じく、ワールドワイド映画製作のキリスト教伝道映画。「塩狩峠」ほど面白くないが、アメリカまで行くのでスケールは大きい。
梅田松竹にて
miromi
1.5
三浦綾子原作だけあって、キリスト教くさい。