【プチロリフェイスとタフガイもどき】
Amazon Prime Videoにて。『キャット・ピープル』等でリュートン・ホラーを担ったジャック・ターナー監督作、という興味から見たものの、ベッタベタのノワールで、まさに絵に描いたような展開で、さすがに古さを感じてしまいました。
丁寧に作られているのはわかるし、監督特有のコントラスト鮮やか画は時に魅力ですが、意外性ゼロなんですよね。
で、見た目タフガイのロバート・ミッチャム、女にチョロ過ぎ。ナゼそうカンタンに溺れる？
こんだけのファム・ファタールならわかるわ…とヒロインの魔力を感じられなかったことが大きいですが。ジェーン・グリアさんて、発育不全な感じが色気に転んでいる女優さんで、そんな人がこの役、て珍しいな、と個人的感覚からは思いました。
惹かれるけど、溺れるほどじゃないなあと。
『カリブの熱い夜』って、本作のリメイクだったんですね。その視点からもう一回、見直してみたくはなりました。ジェーンさんはこの、リメイクにも出ているそうなので。…まったく記憶にないのですが。
<2020.10.8記>
