借りぐらしのコブレッティ

愛の讃歌の借りぐらしのコブレッティのレビュー・感想・評価

愛の讃歌(1967年製作の映画)
3.6
松竹+にて🇧🇷🇧🇷🇧🇷
山田洋次作品の永遠のヒロインである倍賞千恵子の初期作品。
島育ちでよく働く春子は近所の龍太と島では公認の中なのだがその龍太が一旗上げにブラジル🇧🇷に行くという。島ではお父さんやまだ幼い兄弟がいるので春子はついていけないので別れましょうという話になる。
実は春子は妊娠していて、きこえが悪いので独身だった町の医者と籍を入れて養子という事にする。町医者が「なつかしい風来坊」の主演だった有島一郎だが朴訥としていて子育てを手伝っているうちに情が湧いてしまう。
そんなある日龍太が島に帰ってきてブラジルから引き上げて大阪で働いているので春子も赤ちゃんも一緒に引き取るので大阪で暮らそうと云うのだが…。
ラストの有島一郎がなんとも切ない…龍太も一番大変な時にいないではい、ご苦労さんと子供を取り上げるのは勝手だと思うし作中でもお前勝手だぞ!と怒られるのだが…先生、幸せになってくれと願わずにはおれなかった。