むかし衛星放送で。1930〜40年あたりのアイルランドが舞台の人間ドラマ。リチャードハリスとしては後期代表作で題材は暗く地味なトーンだが頑固に土地を守る老人役を熱演した。道化役ジョンハートや土地開発業者アメリカン役トムベレンジャー、ダメダメ息子役ショーンビーンなど曲者との共演も良い。美しいサントラスコアはエルマーバーンスタイン。本作はビデオ化のみ(B級ホラーで同タイトルあるのでお間違えなく)。監督はマイレフトフットのジムシャリダン。ハリスはこの作品でアカデミー主演男優賞ノミネート。因みにこの年は「ダンスウィズウルブズ」がアカデミー賞最多受賞で作品賞受賞。ヒントになった「馬と呼ばれた男」主演のリチャードハリスに対して、ケビンコスナーが壇上に上がる前に一礼する場面が非常に印象的だった。

土地に固執する男の話。
大好きな俳優であるリチャード・ハリスが本作で復活した（アカデミー賞ノミネートで再注目され、再びスクリーンで見かける機会が増えた）、ということで私は鑑賞したが、彼のファン以外は見るべきものは少ない、地味な作品。

☆ ドラマ/ スリラー

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