ジャック・マルティノの脚本をオリヴィエ・デュカステルが監督したヴィルジニー・ルドワイヤン主演の恋愛映画、彼女が好きになった男の子は、HIV感染者だった。　キネカ大森にて

清掃、本屋、中華料理屋などのミュージカルシーンが印象的だった。90年代には既にパリで様々な人種の人たちが働いていたんだと思った。

映画を観た後に、エイズに苦しむ役を演じたマチュー・ドゥミはジャック・ドゥミの実の息子だと知った。
ロシュフォールやシェルブールから影響を受けている本作品、90年代にエイズで亡くなったジャック・ドゥミ、エイズで亡くなる役を演じたマチュー・ドゥミ。色々思うことがある。
90年代のジャック・ドゥミやミュージカル映画の再ブームと、エイズが日常の近くに潜んでいた時代性がよく分かった。

可もなく不可もなく。