地底獣国

25ミニッツの地底獣国のレビュー・感想・評価

25ミニッツ(2005年製作の映画)
3.6
原題AMUBUNLANCEN

マイケル・ベイ監督の「アンビュランス」のオリジナル。上映時間77分と短め(ベイ版は136分)で展開もかなりシンプル。

カーチェイスは前半のみで中盤以降は強盗犯兄弟の諍いを中心に話が進んでいくけれども結構退屈はしない作りになってました。

まあ新米でも救命士やったら除細動機普通に使えるのとちゃうやろかとか(ベイ版はそこを別の意味で「そうはならんやろ」「なっとるやろがい!」って展開を用意しててある意味見事)、終盤警官に包囲された状況で兄貴の方が2時間サスペンスドラマみたいな自分語りを始めるんはどうなん?とか、シリアスなところとコミカルなところのバランスがちょっとよろしくないとか(立小便のシーンとか何で入れたのか全く謎)若干気にはなりましたが。

総じてベイ版よりか破綻は少ないしコンパクトにまとまった良作だと思うんですが、先にあっちを観てしまうと何だか物足りない気がしてしまう。順番逆だったらまた印象は違ってたかもしれませんが(以前にもこんな事書いてたな。まぁ、いいか)。

余談ですが本作のエンドクレジットはだいたい3分半ぐらい。もしかしてベイ版の方が短かったりするかも。
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